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教職員の適切な休憩時間や児童生徒の放課後活動時間の確保

 那覇市教育委員会は、市立小中学校の給食・清掃時間後に教職員のために確保されている45分の休憩時間を、現在の「まとめ取り」から「分割取り」に変更する方針を15日までに決定した。4月導入に向け各学校に通達した。
教職員の適切な休憩時間や児童生徒の放課後活動時間の確保などを目的に導入が決まった。 那覇市内の小中学校では現在、休憩時間を給食と清掃の終了後に45分間一括して取っている。
 分割取りでは、休憩時間を給食・清掃の終了後と全授業終了後の2回に分けて設定。
各学校は「15分と30分」「20分と25分」 のいずれかの分割方法を選択し、導入や分割方法については各学校がそれぞれの実情に合わせて決定していく。
 市教委によると、現行の休憩時間は児童生徒が校内にいる時間に設定されており、教職員からは「児童生徒への対応などから休憩が十分に取れていない」との声が上がっていたという。市教委は昨年11月、休憩時間を検討する委員会を設立。
小中学校を対象にアンケートを実施するなど検討を進めていた。
 アンケートでは、回答した小学校長の57%、中学校長の69%が休憩時間の変更を希望。
小学校教諭では88%、中学校教諭では76%といずれも半数以上が変更を希望した。
 市教委は今月9日の校長連絡協議会で分割取りの方針を報告。同協議会で導入が了承された。